断熱材とは?
断熱材とは、外気や室内の温度を遮断するために使われる建材のことです。
住宅やマンション、倉庫、工場など、さまざまな建築物で用いられており、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる快適な環境をつくる役割があります。
断熱材を正しく選んで施工することで、冷暖房の効率が大幅に上がり、省エネや光熱費の削減にもつながります。
一般住宅では壁や天井、床下に敷き込まれることが多く、近年はDIY用としてホームセンターで購入できる製品も増えてきました。
断熱材はどこで売ってる?
断熱材は、ホームセンター、建材店、専門業者、そしてネット通販で購入できます。
販売店 | 売ってるか | 特徴 |
---|---|---|
ホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど) | ◎ | グラスウールやスタイロフォームなど、DIY向け断熱材を手軽に購入可能。 |
建材専門店 | ◎ | プロ仕様の断熱材を豊富に扱っており、大量購入や本格施工に対応。 |
リフォーム業者・工務店 | ○ | 購入単体は難しいが、施工込みで高品質な断熱材を使える。 |
100円ショップ | △ | 小型の断熱シートや窓用フィルムなど簡易的な断熱材を販売。 |
ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング) | ◎ | 断熱ボード、ロール状断熱材、発泡スチロール系など豊富に揃い、比較しやすい。 |
DIY目的ならホームセンターや通販が便利で、住宅リフォームなら建材店や工務店を通じて導入するのが一般的です。
断熱材の種類と特徴
断熱材にはさまざまな種類があり、性能や価格、施工方法が異なります。
グラスウール
最も一般的な断熱材で、ガラス繊維を固めたもの。安価で施工性が高く、住宅の壁や天井に広く使われています。吸音性もあり、音の遮断効果も期待できます。
発泡プラスチック系(スタイロフォーム・EPS・XPSなど)
軽量で加工しやすく、断熱性能が高いのが特徴です。湿気に強く、床下や基礎部分にも使われます。DIYで人気のあるタイプです。
セルロースファイバー
新聞紙をリサイクルして作られた自然素材系断熱材。調湿性能に優れており、結露やカビ対策に有効です。エコ志向の住宅に導入されています。
ロックウール
玄武岩などを高温で溶かして繊維化した断熱材。耐火性能が高く、防音性にも優れています。工場やビルの断熱材としても使われます。
吹き付け断熱(ウレタンフォームなど)
施工業者が専用機械で吹き付けて使う断熱材。隙間なく充填できるため、気密性が高く、省エネ効果が大きいのが特徴です。
断熱材の選び方
断熱材を選ぶ際には、以下のポイントを意識することが大切です。
- 断熱性能(熱伝導率)
性能を示す値が低いほど、熱を通しにくくなります。寒冷地や高断熱住宅では性能の高い断熱材を選ぶ必要があります。 - 施工のしやすさ
DIYならカットしやすい発泡スチロール系やシートタイプがおすすめ。リフォームや新築ではプロ施工向けの吹き付け断熱も検討しましょう。 - 耐久性とメンテナンス性
長期間使用できるかどうかも重要です。湿気に強い素材や防カビ加工された断熱材を選ぶと安心です。 - コストとのバランス
断熱性能が高いほど価格も上がる傾向にあります。予算と必要性能を考えて、最適なものを選ぶのがポイントです。 - 用途・設置場所
壁、床下、屋根裏など設置場所により適した断熱材が異なります。特に床下は湿気対策を考え、屋根裏は軽量で施工しやすいタイプを選ぶと良いです。
どこで買うべき?
断熱材の購入先は、目的や用途によって使い分けるのがおすすめです。
- DIYや小規模リフォームで使いたい人 → ホームセンターやネット通販
- 新築や本格的なリフォームで導入したい人 → 工務店や建材店を通じてプロ仕様を導入
- 安く簡易的に試したい人 → ダイソーなど100円ショップの断熱シートや窓フィルム
- 種類を比較して選びたい人 → Amazonや楽天市場でレビューやランキングを確認
まとめ
断熱材はの販売場所はホームセンター、建材店、工務店、ネット通販などがあり、用途や目的によって選ぶ場所が異なります。
DIYで取り入れるにしても、本格的にリフォームに導入するにしても、自分の生活スタイルに合った断熱材を見極めることが大切です。