ストウブ(STAUB)の取扱店
ストウブはフランス・アルザス地方発祥の鋳物ホーロー鍋ブランド。1974年にフランチス・ストウブ氏が創業し、現在はドイツのツヴィリング社傘下。プロのシェフから家庭まで使われ、ル・クルーゼと並ぶ「キャセロール(鋳物鍋)」の二大ブランドとして君臨しています。重量があり値段も張りますが、一度買えば20〜30年使える「一生モノ」として人気です。
ル・クルーゼとの違い
| ストウブ | ル・クルーゼ | |
|---|---|---|
| 発祥 | フランス・アルザス | フランス・ノルマンディー |
| 創業 | 1974年 | 1925年 |
| 内側 | 黒マットエマイユ(凹凸あり) | 白ホーロー |
| 蓋の裏 | ピコ(突起)でアロマ・レイン効果 | 平らな突起 |
| 色 | 渋め(黒・グレナディン) | 鮮やか(チェリーレッド等) |
| 得意料理 | 無水調理・煮込み | 洋風スープ・パン |
| 価格帯 | 10,000〜50,000円 | 同等 |
取扱店
- 百貨店(伊勢丹・三越・高島屋・大丸・松屋) — ストウブの公式コーナーあり。全モデル展示。割引はあまりない。
- ストウブ直営店 — ツヴィリング J.A.ヘンケルス直営の中で取扱。表参道・銀座等。
- キッチン用品店(合羽橋・釜浅商店・cuoca) — 業務用ライン含む全種類。
- 東急ハンズ・ロフト — 主要モデル中心。
- 無印良品・ニトリ — 取扱なし(ル・クルーゼ・ストウブのライバル路線)。
- 大丸松坂屋・タカシマヤオンライン — ポイント還元込みで実質割引大きい。
- Amazon・楽天 — 並行輸入品でかなりお得(30〜50%引きも)。ただし日本向け正規保証なしのケースあり。
- アウトレットモール(御殿場・りんくう) — アウトレット価格で30%以上引きが定常的。
- コストコ — 限定モデルが時々入荷。
サイズで何が違う
| サイズ | 容量 | 用途 |
|---|---|---|
| 10cm | 0.25L | 1人前のデザート・ココット |
| 16cm | 1.2L | 1〜2人前・パスタソース |
| 18cm | 1.7L | 2〜3人前・カレー・煮込み |
| 20cm | 2.2L | 3〜4人前・標準的なファミリーサイズ |
| 22cm | 2.6L | 4〜5人前・パーティー |
| 24cm | 3.8L | 5〜6人前・大型ローストチキン |
| 26cm | 5.0L | 大人数用・パン焼き |
主要シリーズ
- ピコ・ココット(標準) — 最も人気の丸型。蓋裏のピコ(突起)で蒸気を均一に落とすアロマ・レイン構造。20cm 30,000〜40,000円。
- ピコ・ココット オーバル(楕円) — 魚やローストチキン用の細長いタイプ。
- ブレイザー・ソテーパン — 浅型。ソテー・パエリア向き。
- ワナベ — 日本市場向けの和洋折衷モデル。ご飯炊きが得意。
- ラ・ココット de GOHAN — 日本米炊き専用の丸型(ご飯用)。
- ミニココット — 1人前のオーブン料理。スフレ・グラタン。
無水調理の魅力
ストウブの最大の特徴は「無水調理」。蓋の裏のピコが食材から出た蒸気を水滴にして食材に戻すアロマ・レイン構造で、水を加えずに野菜・肉が調理できます。例えば:
- 無水カレー — 玉ねぎ・トマト・肉だけで野菜の水分でカレーが完成
- 蒸し野菜 — 野菜を切って蓋をして弱火10分で本来の甘さが立つ
- 蒸し鶏 — 鶏もも肉に塩を振って蓋をするだけで、ジューシーな蒸し鶏
- ラタトゥイユ — 夏野菜と少量のオリーブオイルだけで本場フランスの味
食材本来の味が引き立ち、塩分・油分を減らせるので健康志向の人にも支持されています。
ご飯炊きが評判の理由
ストウブの「ラ・ココット de GOHAN」は日本市場向けに開発されたご飯炊き専用モデル。米2合 12,000円〜とそれなりの価格ですが、炊飯器より美味しいご飯が炊けると評判で、ご飯マニアが集めています。理由:
- 厚みのある鋳鉄で熱が均一に伝わる
- 蓋の重さで圧力鍋に近い効果
- 蓋裏のピコで余分な水分を米に戻す
- 底が丸いので対流が起きやすい
色選びとトレンド
- ブラック — 定番の渋色。長く使っても飽きない。日本でNo.1人気。
- グレナディン(深紅) — クラシックな赤。フランスっぽさ。
- カーディナル(深紅・新色) — グレナディンの後継。
- ペールグレー — モダンキッチン向け。
- マスタード — 北欧テイスト。
- セージグリーン — 落ち着いた緑。最近人気急上昇。
- 限定色 — 季節ごとに数量限定モデル。コレクター向け。
初心者におすすめの1台
初めてのストウブなら「ピコ・ココット 20cm ブラック」(30,000円前後)が定番。2〜4人家族のカレー・煮込み・蒸し野菜・ご飯炊きまでこれ1台でこなせます。サイズが大きすぎず・小さすぎず、20年使える信頼性。色は飽きが来ないブラックが鉄板です。
並行輸入品とリスク
Amazon・楽天では正規品の30〜50%引きで売られている並行輸入品が多数あります:
- メリット — 価格が大幅に安い。アウトレット品も含まれる。
- デメリット — 日本のメーカー保証なし。傷・割れ等の初期不良時に交換が難しい。
5年・10年使う前提なら、百貨店の正規品で安心を買うのが結果的に賢い選択。アウトレットモールの正規アウトレット品は割引+保証ありで、コスパが一番良いです。
お手入れの注意
- 金属たわし不可 — 内側のエマイユ(黒ホーロー)を傷つける。中性洗剤+スポンジで。
- 長期保管前にオイル塗布 — 縁の鉄部分が露出している。サラダ油を薄く塗ると錆防止。
- 急冷不可 — 高温の鍋を水で冷やすと割れる。自然冷却が鉄則。
- 食洗機可(基本) — メーカーは推奨しないが可能。ただし手洗いの方が長持ち。
- 空焚き禁止 — 油も水もない状態で加熱しない。コーティング劣化。
重さがネック
ストウブ20cmは約3kg、24cmは4kgを超えます。これは年配の方や腕力に自信がない人にはネック。シリーズの「ライト」モデルやアルミ素材のキャセロールという選択肢もあるので、重さが気になる人は事前に店頭で持ち上げてチェックを。
世代を超えて使える
ストウブは正しく使えば30年以上もつ鍋。「母が使っていたストウブを娘が引き継ぐ」というケースもあります。ル・クルーゼ・ストウブのキャセロールは、料理を続ける家庭にとって「家族の歴史」を刻む道具になります。
まとめ
正規品+保証は百貨店・直営店、コスパ重視は楽天・Amazon並行輸入、アウトレット店、というのが用途別の購入先。初めての1台は20cmブラックが鉄板の選択です。

