パスタメーカーの取扱店
パスタメーカー(パスタマシン・製麺機)は自宅で生パスタを作るための道具。イタリア・エミリア=ロマーニャ地方の家庭で伝統的に使われてきた道具で、日本でも本格的なイタリアン愛好家の間で普及しています。手動タイプ(1,000〜30,000円)と電動タイプ(15,000〜100,000円)の2種類があり、生パスタの美味しさは市販の乾麺とは別次元です。
手動vs電動
| 手動タイプ | 電動タイプ | |
|---|---|---|
| 価格 | 3,000〜30,000円 | 15,000〜100,000円 |
| 作業時間 | 1回20〜30分 | 1回10〜15分 |
| コンパクトさ | ◎ | △(大型) |
| 音 | 静か | やや大きい |
| 操作性 | ハンドルを回す | 自動 |
| 収納 | 棚に立てかけ | 専用スペース必要 |
| パスタの種類 | アタッチメントで多彩 | ダイス(型)交換で豊富 |
主要ブランド
- マルカート(Marcato、伊) — 1930年創業のイタリア老舗。「アトラス150」が世界的定番。10,000〜20,000円。手動タイプの代名詞。
- インペリア(Imperia、伊) — マルカートと並ぶイタリア2大ブランド。8,000〜18,000円。
- フィリップス パスタメーカー — 家電大手フィリップスの電動モデル。「HR2371」等。25,000〜40,000円。生地こねから成形まで自動。
- クイジナート パスタマシン — 電動タイプの上位モデル。40,000〜80,000円。
- アイリスオーヤマ — 国内エントリー電動。20,000円前後のコスパ路線。
- KENWOOD — 英国系。スタンドミキサーとの組み合わせも。
- ハリオ(HARIO) — 日本ブランドの手動パスタメーカー。ガラスと組み合わせたデザイン。
- KitchenAid スタンドミキサー用アタッチメント — KitchenAidを持っているならアタッチメントで対応。20,000〜35,000円。
取扱店
- キッチン用品店(合羽橋・釜浅商店・cuoca) — マルカート・インペリアの実物展示。使い方の相談も。
- 家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ) — フィリップス・クイジナートの電動モデル展示。
- 百貨店キッチン家電売場 — 高級ライン・イタリア輸入品。
- 東急ハンズ・ロフト — 手動タイプが中心。
- 製菓・製パン材料店(富澤商店) — 生パスタ材料と一緒に扱う。
- イタリア食材店(合羽橋ピッコロ等) — マルカート・インペリアの正規輸入品。
- ニトリ・IKEA — 家庭用エントリー。
- Amazon・楽天 — 全ブランド網羅。並行輸入品もあり。
- コストコ — マルカート等の大型モデルが定価より安い。
- 料理教室の物販 — レシピと一緒に販売。
マルカート アトラス150が世界的定番の理由
マルカート「アトラス150」はパスタメーカーの世界的な標準機。1930年代の設計をベースに、現代まで基本構造がほぼ変わっていません:
- クロームメッキ仕上げで一生使える耐久性
- クランプでテーブルに固定してハンドルを回す簡単操作
- 厚み調整9段階(0.6mm〜4.8mm)
- タリアテッレ・フェットチーネのアタッチメント付属
- 別売アタッチメントでラビオリ・パッパルデッレ・ラザニアまで対応
- イタリアの家庭で3世代使うのが普通
- 日本でもプロレストランで採用多数
「1台で一生使える」定番モデルとして、10,000〜20,000円の投資で家庭のパスタライフが激変します。
作れるパスタの種類
- タリアテッレ・フェットチーネ — 幅6.5mmの太い平打ち麺。ボロネーゼに最適。
- タリオリーニ — 幅1.6mmの細い平打ち麺。カルボナーラに。
- パッパルデッレ — 幅2〜3cmの極太平打ち麺。ジビエ・肉ソースに。
- スパゲッティ — 電動タイプで対応。
- ラザニア — 大きな長方形の板状。
- ラビオリ — 詰め物パスタ。専用アタッチメントで。
- ニョッキ — 電動タイプで押し出し成型。
- マカロニ・ペンネ — 電動タイプの押し出し式で。
生パスタの魅力
市販の乾麺と自家製生パスタの違い:
- もちもち食感 — 卵と粉だけで作る生地のリッチな食感
- 茹で時間の短さ — 3〜5分で完成(乾麺は8〜12分)
- ソースがよく絡む — 表面が粗くて素朴
- 形の自由度 — 家庭で本場イタリアの形状を再現
- コスト — 100gあたり材料費30〜50円で高品質
- SNS映え — 手作りパスタの写真は圧倒的な人気
基本の生パスタ生地レシピ
- 強力粉100g+卵1個+オリーブオイル小さじ1+塩少々
- ボウルに粉を入れ、真ん中にくぼみを作って卵と塩とオイルを入れる
- フォークで少しずつ混ぜて、まとまってきたら手でこねる
- 10〜15分こねて、なめらかな生地にする
- ラップで包んで30分〜1時間常温で休ませる
- パスタメーカーで薄くのばす(厚み設定を段階的に下げる)
- お好みの形状のアタッチメントに通してカット
- 打ち粉をふって重ならないよう広げる
- 塩1%の熱湯で3〜5分茹でて完成
用途別の選び方
- まず試したい — マルカート「アトラス150」15,000円前後。一生モノの入門機。
- 電動で楽に — フィリップス パスタメーカー30,000〜40,000円。生地こねから成形まで自動。
- 本格・多種類 — マルカート+別売アタッチメント6〜10種類。カスタマイズ性◎。
- KitchenAid所有 — 純正パスタアタッチメント20,000〜30,000円。
- プロ・カフェ経営 — 業務用大型モデル。50,000〜200,000円。
- 週末の趣味 — マルカートの手動が最適。手を動かす楽しみもある。
- 時短派 — フィリップス電動が15分で1食分完成。
フィリップスの電動が革新的な理由
フィリップスのパスタメーカーは2015年頃に登場し、パスタ作りを一気に楽にしました:
- 粉と水を入れてボタン一つで完成
- 生地こねから成形まで全自動
- スパゲッティ・ペンネ・マカロニまで押し出し式で対応
- 1回で500〜600g(4人前)を10〜15分で作る
- パーツは食洗機OK
手動の楽しさはないですが、忙しい平日でも生パスタが食べられるのは大きな魅力。子供のいる家庭で「今日は生パスタ!」と気軽に言えるようになります。
粉選びのポイント
| 粉 | 特徴 |
|---|---|
| デュラム小麦セモリナ粉 | 本場イタリアン。硬めコシあり |
| 強力粉(日本) | 手に入りやすい。もちもち系 |
| 00粉(イタリア産) | 細かい・薄い生地に最適 |
| 全粒粉 | 栄養価高め・食感がラフ |
| そば粉ブレンド | 健康志向・食物繊維豊富 |
初心者は強力粉から始めて、慣れてきたら本場のデュラム小麦セモリナ粉(富澤商店・カルディで500〜1,000円/kg)に挑戦するのが王道です。
お手入れ
- 金属部は基本水洗い不可 — マルカート・インペリアはブラシで粉を落とす
- 生地の切れ端を通して掃除 — 内部に残った生地をきれいに取れる
- 乾いた布で拭く — 水気は錆の原因
- 湿気の少ない場所で保管 — 元の箱or専用ケース
- 電動タイプはパーツを外して食洗機 — モデルによる
まとめ
手動の一生モノはマルカートを合羽橋やイタリア食材店で、電動で楽するならフィリップスを家電量販店で、コスパ重視はAmazonの並行輸入、というのが用途別の選び方です。

