ピザストーンの取扱店
ピザストーンは家庭のオーブン内で本場ナポリピザの窯焼き感を再現する耐熱石のプレート。オーブンで予熱してから生地を乗せて焼くと、底面がカリッと・中はもちっとした本格的な焼き上がりになります。素材はコーデライト・セラミック・鋳鉄・スチール等があり、それぞれ蓄熱性と使いやすさに違いがあります。ピザだけでなく、パン・タルト・ローストチキンにも活用可能です。
ピザストーンの素材別特徴
| 素材 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|
| コーデライト(cordierite) | 蓄熱性◎・熱衝撃に強い・定番 | 3,000〜10,000円 |
| セラミック | 安価・軽量・割れやすい | 1,500〜5,000円 |
| 鋳鉄(Lodge等) | 蓄熱・耐久性◎・重い | 5,000〜12,000円 |
| スチール(ベイキングスチール) | 熱伝導最強・焼き上がり最速 | 10,000〜30,000円 |
| フランス製ピエロシャレット | 石灰岩・本場フランスの伝統 | 15,000〜40,000円 |
取扱店
- キッチン用品店(合羽橋・釜浅商店・cuoca) — プロ仕様も含めて。3,000〜30,000円。
- 製菓・製パン材料店(富澤商店) — 家庭用ピザ・パン愛好家向け。
- アウトドアショップ(モンベル・WILD-1・好日山荘) — ダッチオーブン・BBQ用の鋳鉄ピザストーン。
- Ooni直営・公式サイト — アウトドア家庭用ピザオーブンOoni専用ピザストーン。
- ニトリ — シンプルなセラミックタイプ。2,000〜4,000円。
- 無印良品 — 取扱は限定的だがシンプルなモデル。
- 東急ハンズ・ロフト — 中価格帯のバランス型。
- 百貨店キッチン売場 — 高級ライン・輸入ブランド。
- コストコ — 米国LodgeやEmileヘンリー等が定価より安い。
- Amazon・楽天 — 全ブランド網羅。海外輸入も。
- ホームセンター — アウトドアシーズンにBBQ用ピザストーン。
主要ブランド
- Ooni(英) — 家庭用ピザオーブンで有名。専用ピザストーンも。5,000〜10,000円。
- Lodge(米) — 鋳鉄のピザパン。5,000〜10,000円。BBQ・キャンプ両対応。
- Emile Henry(仏) — フランス製のセラミック・コーデライトの名門。8,000〜20,000円。
- Baking Steel(米) — 鋼鉄製ピザストーンの元祖。15,000〜30,000円。焼き時間短縮の革命品。
- Pizzacraft(米) — ピザ道具専業ブランド。コーデライトの家庭定番。3,000〜7,000円。
- NerdChef(米) — スチール製の高性能ライン。
- 富澤商店オリジナル — 製菓材料店のPB。コーデライト製で家庭向き。
- キャプテンスタッグ — アウトドア用の鋳鉄ピザプレート。
ベイキングスチールの革命
近年ピザ愛好家の間で話題なのが「ベイキングスチール(Baking Steel)」。米国発の鋼鉄製ピザストーンで、家庭オーブンの限界を突破した画期的なアイテム:
- 熱伝導がコーデライトの15倍
- 家庭オーブン250℃でも本場ナポリの薪窯(450℃)に近い焼き上がり
- ピザの焼成時間が5分→2〜3分に短縮
- 底面のリオピングが「レオパード」と呼ばれる本場の焦げ模様に
- 厚み6〜10mmのステンレス鋼板
- 重量は6〜9kg(コーデライトの2〜3倍)
- 価格15,000〜30,000円
- ほぼ永久に使える耐久性
「家でナポリピザを再現したい」という本気の愛好家には、ベイキングスチール一択と言われるほどの完成度。ただし重量があり扱いに注意が必要です。
用途別の選び方
- 初めての1枚・お試し — セラミック製2,000〜5,000円。ニトリ・Amazon。
- 家庭で本格ピザ — コーデライト製(Emile Henry・Pizzacraft)3,000〜10,000円。5〜10年使える。
- 本場ナポリ再現 — Baking Steel(15,000〜30,000円)。焼き時間半減。
- パン焼きも兼用 — 大型コーデライト。カンパーニュ・バゲットが本場風に。
- BBQ・キャンプ — Lodgeの鋳鉄。屋外調理OK。
- 家庭用ピザオーブンOoni使用 — Ooni専用ピザストーン。
- プロ・ピザ屋開業 — 業務用大型(合羽橋)10,000〜50,000円。
- 贈り物 — Emile Henry・Baking Steel。パン・ピザ好きへの心のこもった贈り物。
サイズの目安
| サイズ | 用途 |
|---|---|
| 直径25〜28cm | 1人用小型ピザ |
| 直径30cm(12インチ) | 家庭標準・1〜2人 |
| 直径35cm(14インチ) | 2〜3人用 |
| 直径40cm以上・角型40×35cm | 大型・パン焼き対応 |
家庭オーブンの庫内サイズを事前に確認して選ぶのが失敗しないコツ。オーブンサイズより2〜3cm小さいピザストーンが理想です。
使い方の基本
- オーブンの最下段または中段にピザストーンをセット
- オーブンの最高温度(250〜280℃)で予熱(30〜60分!)
- 予熱時間が短いと本領発揮しない
- ピザ生地を成形してトッピング
- ピザピールに粉(セモリナ粉)を振って生地を乗せる
- 予熱済みピザストーンに一気に滑らせる
- 3〜7分で焼き上がり(ストーン素材による)
- 金属ピザピールで取り出す
予熱時間が命
ピザストーンの成否は予熱時間で決まります:
- 15分予熱 — 効果ほぼゼロ。使う意味なし
- 30分予熱 — 最低ライン。焼き色は出始める
- 45〜60分予熱 — 本領発揮。カリッとした底面
- ベイキングスチールなら30分 — 熱伝導が速いため予熱時間短縮可
「予熱30分以上」と「250℃以上」の両方が揃わないと、コンビニ冷凍ピザ以下の焼き上がりになります。時間と電気代の投資が必須のアイテムです。
パン焼きへの応用
ピザストーンはハード系パン(バゲット・カンパーニュ・チャバタ)の家庭焼きにも大活躍:
- 薪窯のような底面の焼き色
- クラスト(外皮)がパリッと
- クラム(内側)がもっちり
- ル・クルーゼ・ストウブと並ぶ「家庭パンの最強道具」
- 「オーブン内蒸気」のためのスチームスプレーと併用推奨
ピザストーンの手入れ
- 洗剤NG — 石が洗剤を吸うとピザに味が移る
- 水洗いも基本NG — スクレーパーで焦げを削り、乾いた布で拭く
- 焦げ付き — 完全に冷めてから硬いブラシで擦る
- 完全乾燥 — 使用前は完全に乾いた状態で。湿ったストーンは加熱で割れる
- 変色・シミ — 「使い込んだ証」として気にしない
- 保管 — オーブン内に入れっぱなしOK(省スペース)
失敗しない5つのルール
- 予熱を必ず45〜60分(ベイキングスチールなら30分)
- ピザストーンを直接高温加熱(濡れた状態はNG)
- ピザピールに必ず粉打ち(生地がストーンにくっつく)
- 焼き始めたらオーブン扉を開けない
- 焼き終わった直後に水をかけない(急冷で割れる)
ピザピールとの組み合わせ
ピザストーン単体では使えず、ピザピール(生地を乗せて滑らせる棒付きヘラ)とセットで使うのが基本:
- 木製ピザピール — 生地を乗せる時(滑りやすい)
- 金属ピザピール — 焼き上がり取り出し(薄くて滑らせやすい)
- 両方揃えると本場ピッツェリアの動きに近い
- ピザピールは3,000〜10,000円で入手
屋外用(Ooni・BBQ)との違い
家庭オーブン用ピザストーンとは別に、屋外用のピザストーンもあります:
- Ooniピザオーブン用 — 500℃対応。家庭用より高品質。
- BBQコンロ用 — 鋳鉄・厚めのコーデライト。
- キャンプ用 — 軽量セラミック。持ち運びやすい。
まとめ
入門はニトリ・Amazonのセラミック、家庭定番はEmile Henry・Pizzacraftのコーデライト、本気の愛好家はベイキングスチール、というのがレベル別の選び方です。

