チーズおろし(グレーター)の取扱店
チーズおろしはパルミジャーノ・レジャーノ、ペコリーノ、グラナ・パダーノ等のハードチーズを削るための道具。パスタ・サラダ・スープの仕上げに削りたてを乗せると、市販の粉チーズとは別次元の風味と香りが楽しめます。イタリア料理では家庭必需品で、日本でも本格イタリアン愛好家に定着しています。米国発の「Microplane(マイクロプレイン)」がここ20年で世界標準ブランドになりました。
チーズおろしのタイプ
| タイプ | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| マイクロプレイン(極細) | ふわふわ雪状に削れる | パルミジャーノ・レモンピール |
| 細目(ファイン) | 細かい粒 | ピザ・パスタ仕上げ |
| 中目(ミディアム) | スライス状 | サラダ・グラタン |
| 粗目(コース) | 太めのスライス | チーズトースト・キャセロール |
| ボックスグレーター(四面) | 4面が異なる粗さ | 1台で何でも対応 |
| ロータリー式(回転ハンドル) | 手を汚さず大量削り | 子供・大量調理 |
| 電動グレーター | スピード重視 | プロ・カフェ |
取扱店
- キッチン用品店(合羽橋・釜浅商店・cuoca) — プロ仕様も含めて。1,500〜10,000円。
- ニトリ — シンプル無地のステンレス製。500〜2,000円。
- 無印良品 — シンプルデザインの手動グレーター。
- ホームセンター(カインズ・コーナン) — 家庭用エントリー。500〜3,000円。
- 百貨店キッチン売場 — 高級ライン・輸入品。
- 東急ハンズ・ロフト — Microplane等の海外ブランド豊富。
- 3COINS — 330〜660円のコンパクトモデル。
- カルディコーヒーファーム — イタリア食材と一緒にイタリア産グレーター。
- 成城石井・紀ノ国屋 — 高品質・輸入品中心。
- 100均(ダイソー・セリア) — 110〜330円の応急用。
- Amazon・楽天 — 全ブランド網羅。Microplaneの各シリーズ。
- 製菓・製パン材料店(富澤商店) — チーズケーキ用にも使う細目。
Microplaneが世界標準の理由
Microplane(マイクロプレイン)は米国アーカンソー州発のグレーターブランド。もともとは1994年に木工職人向けの精密ヤスリを製造していた企業ですが、料理研究家がこの精密な刃をパルミジャーノに使ったのがきっかけで料理界に革命が起きました:
- 刃はレーザー精度でエッチング(化学的に彫刻)
- 他社のプレス成型と違い、刃が鋭利で細部まで均一
- チーズをふわふわの雪のように削る
- ハードチーズだけでなくレモンピール・にんにく・生姜・ナツメグ等も
- 世界のシェフから家庭まで支持
- 2,500〜6,000円の価格帯
- 10年以上使える耐久性
「一度Microplaneを使うと他社のグレーターに戻れない」というのが料理好きの共通意見。イタリアン愛好家には必須の1本です。
主要ブランド
- Microplane(米) — 世界標準。プレミアム・クラシックの各シリーズ。2,500〜6,000円。
- OXO(米) — 使いやすさ重視のデザイン。手にフィットするグリップ。1,500〜4,000円。
- KUHN RIKON(瑞) — スイスの高品質ブランド。カラフルデザイン。
- 貝印 kai house — 国内定番。500〜2,500円。
- Cuisipro(カナダ) — カナダのプロ仕様グレーター。
- Rösle(独) — ドイツ製のミニマルデザイン。8,000〜15,000円。
- Zwilling J.A. Henckels — ゾーリンゲンの刃物名門もグレーター展開。
- Boska(蘭) — オランダのチーズ道具専門ブランド。
用途別の選び方
- 初めての1本 — Microplane プレミアムクラシック(3,000〜4,000円)。10年使える名品。
- 気軽なお試し — ニトリ・100均の500〜1,000円。まず削りたての違いを体験。
- 1台で何でも — ボックスグレーター(4面式)。Oxo・貝印で1,500〜4,000円。
- 大量調理・子供と一緒 — ロータリー式(回転ハンドル)。手を切る心配なし。
- プロ・カフェ — 電動グレーター10,000〜30,000円。
- 本格イタリアン — MicroplaneのZesterと細目の2本セット。
- ヨーロッパ風モダン — Rösleのミニマルデザイン。
- 贈り物 — MicroplaneのZester+ハードチーズセット。イタリアン好きに喜ばれる。
用途別の刃の目安
| 用途 | 推奨刃 |
|---|---|
| パルミジャーノ・レジャーノ | 極細(Microplane Zester) |
| ペコリーノ・ロマーノ | 細〜中 |
| グラナ・パダーノ | 極細〜細 |
| ハウダ・チェダー | 中〜粗 |
| モッツァレラ(低脂質) | 粗 |
| ゴルゴンゾーラ・ロックフォール | スプーンで崩す(グレーター不可) |
| レモンピール・オレンジピール | 極細(Zester) |
| にんにく・生姜 | 極細(Zester) |
| ナツメグ・シナモンスティック | 極細 |
チーズ以外にも大活躍
Microplaneのゼスターグレーターは料理の幅を大きく広げる万能ツール:
- レモン・オレンジのピール — 苦い白い部分を避けて外皮だけ削れる
- にんにく — おろし金より繊細で自然な仕上がり
- 生姜 — 繊維を切って口当たり良く
- ナツメグ(ホール) — カルボナーラ・グラタンの隠し味に
- チョコレート — ケーキ・アイスの飾りに
- にんじん・大根 — サラダのアクセントに
- 山葵・わさびの根 — 本格山葵料理に
- コーヒー豆 — カプチーノの表面装飾
粉チーズと削りたての違い
| 削りたて | 粉チーズ(市販) | |
|---|---|---|
| 香り | 強い・生きた香り | 弱い・鈍い |
| 味 | 濃厚・複雑 | 塩味中心 |
| 食感 | ふわふわ・とろける | 粉っぽい |
| コスト | 塊で購入 100g 800〜2,500円 | 粉 100g 500〜1,000円 |
| 持続 | 削った瞬間から風味が飛ぶ | 安定・長持ち |
本格イタリアンには削りたてが必須。市販の粉チーズは「加熱料理・仕込み用」、削りたては「仕上げ・そのままかける用」と使い分けるのが本場流です。
ハードチーズの選び方
グレーターで削るハードチーズの代表:
- パルミジャーノ・レジャーノ DOP — 「チーズの王様」。24〜36か月熟成。100g 1,500〜3,000円。カルディ・成城石井で。
- グラナ・パダーノ DOP — パルミジャーノより安価で類似風味。100g 800〜1,500円。
- ペコリーノ・ロマーノ DOP — 羊乳のハード。塩気強め。カルボナーラの本場材料。
- ペコリーノ・トスカーノ — トスカーナ地方の羊乳。マイルド。
- コンテ AOP — フランス・ジュラ地方のハード。マイルド。
- ミモレット — フランスの熟成ハード。オレンジ色。
ボックスグレーターの利便性
4面が異なる粗さになっているボックスグレーターは「1台で全部対応」できる万能ツール:
- 面1:極細(レモンピール・パルミジャーノ)
- 面2:細(チーズ・にんにく)
- 面3:中(人参・大根)
- 面4:スライス(きゅうり・じゃがいも)
- 1本で家庭のグレーター需要をカバー
- Oxo・貝印で1,500〜4,000円
安全に使うために
- 手を切らない工夫 — 指ガードを使う、または「掴む部分」を残す
- 子供が使う場合 — ロータリー式(手を汚さず・切らず)が安全
- 大人でも慣れが必要 — 最初は少量から
- 使用後はすぐに洗う — 食材が固まると洗いにくい
お手入れ
- 使用後すぐに水で流す — 食材が固まらないうちに
- 専用ブラシ — 刃の隙間の食材を落とす
- 食洗機OK(多くのモデル) — Microplaneも食洗機対応
- 拭き取り — 完全乾燥させて錆防止
- 刃カバーで保管 — 危ないので刃カバー装着推奨
耐用年数
| ブランド・タイプ | 耐用年数 |
|---|---|
| 100均 | 1〜2年 |
| ニトリ・貝印中価格 | 3〜5年 |
| Microplane・Oxo | 10〜15年 |
| Rösle・Zwillingの高級 | 15〜25年 |
まとめ
初めての1本はMicroplane(東急ハンズ・Amazon)、コスパはニトリ・貝印、多用途はボックスグレーター、というのが用途別の選び方です。

